2013.01.04 Friday 22:46

謹賀新年〜よりリアルで深みのあるセルフ・ディベートを目指して

あけましておめでとうございます。


新年、いかがお過ごしでしょうか?


私は、3が日は、例年どおり親戚筋と会食でした。


その中で、親戚の一人に開業医がいて、こんな愚痴をこぼしてました。


〜自分の診療所を改築しようとしたところ、法人格をもっていたので、定款変更が必要で、その手続きで市や都に「お伺い」を立て、OKをもらうのに2か月はかかると言われたが、改築の契約は終わって、2か月も待てないという状況。仕方なく、一旦法人をやめて改築を済ませ、しかる後に再び法人化するという方法しかない、と担当窓口である保健所の担当者に言われ、そのとおり進めていると。しかし、生活保護指定医などの番号が変わるなど、たいそう面倒だということ。〜


また、一連のやりとりをした保健所の担当者の対応も気に入らない様子で、「役所はヒマだからあんな面倒なこと押し付けてくるんだ」と、かなり「お役人嫌い」になられたご様子。普段は温厚で、医師としてはかなりやわらかい、おだやかな方なのですが。当方、おなじ「お役人」として、肩身が狭い思いで話を聞きつつ、「保健所の人も、別にヒマだからとか、いやがらせしたくてやってるのではなく、国や県のきまりで、そうせざるをえないのでしょう」などと、苦しい言い訳を付け加えておきました。


確かに、利用者である患者さんが少しでも快適になるようにと、身銭を切って改築にとりかかるのに、やれ手続きが漏れてるだの、時間がかかるだのと、典型的な「お役所仕事」、嫌われる許認可行政だと思います。同時に、この話をしながら、自分も、保健所職員ではありませんが、日頃窓口で応対している市民から、同じように思われ言われているのだろうな、と、決して他人事とは思えず考えていました。


どうも公務員をやってると、親戚間でも、肩身の狭い思いをすることが多く、気を使うのですが、しかし、相対する役人と市民両方の立場を肌で感じることが、役人の仕事に生きてくると、前向きに考えます。


よく、「市民の立場に立って」とか言いますが、そんなうわべだけのきれいな言葉では、なんにもなりません。


実際に、かたや窓口で小難しい制度を住民に押し付ける役人であり、かたや、自分も住民として面倒くさい手続を押し付けられて、「このお役所仕事め」と本気で思う市民である。この対立し矛盾する2つの立場両方を自身の中に持つことが、本当の意味で「市民の立場」がわかることです。


そして、役人側の論理(法令で決まっていて、自分の裁量でどうにかなるものではないこと。そしてその法令がなぜそのような規制をかけるのか、煩雑な手続きを求めるているのか、その必要性、それがなければ例えばこんな弊害がありうる、といった必要性の理解)と、住民側の論理(くだらないきまりの手続のために、利用者への利便性が損なわれて、本末転倒ではないか云々)両方を理解し、それをすり合わせ妥協に近づくところまで、自分の頭の中でもっていけるか。


これこそが「セルフ・ディベート」だと思います。


面接試験で問われる、表面的な答えではなく、さらにツッコまれたときの、相手の主張の理解と、それに対する反論。そして、互いに互いの論を攻撃するのではなく、一旦受け止め共感した上で、「でもね・・・」と、自説を説得的に主張すること。


結局面接試験のスキルは、やはりお役人の実務に生きてくるんだと思います。


というわけで、本年もよろしくお願いいたします。

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